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これからのCOBOLエンジニアの需要【今後も働き続けるための4つの対策】

COBOLエンジニアの需要
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これからのCOBOLエンジニアに需要があるのかな。。。
やっぱ、マイグレーションされてなくなるのかな。。。

今後もCOBOLエンジニアで仕事を続けられるか悩んでいる。。。
これからの時代何かしたほうがよいのかな。

と、いった悩みや疑問がありませんか?

この記事を読むと、下記のことがわかります。

  • COBOLエンジニアに需要がある4つの理由がわかる
  • COBOLエンジニアを続けるのがやばい理由がわかる
  • 今後もCOBOLエンジニアとして働くための5つの対策がわかる

どうも、コボログです。プロフィールは下記のとおりです。

  • 元コボラー(メインフレーム系のCOBOLエンジニアとして12年やりました)
  • 現職は外資系のITコンサルタント(COBOLのマイグレーションプロジェクトでコンサル業務を遂行中)

COBOLプロジェクトの経験が長いので、それなりに信ぴょう性が高いかと。

結論、COBOLエンジニアには需要があります。

なぜなら、COBOLを無くすのが難しいから。

オープン系に移行したいと考える企業が多いですが、マイグレーションの難易度の高さや費用対効果が悪く、ちゅうちょする企業が多いのが現状です。

そのため、COBOLエンジニアには需要があるので、長く仕事が続けられますよ。

この記事では、COBOLエンジニアの需要がある理由を詳しく解説します。

ただし、COBOLエンジニアをやるのが「やばい」理由もあるのであわせて紹介します。

さらに、COBOLエンジニアを続けるうえでの「対策」もまとめているので、COBOLエンジニアを続けてよいかの判断材料にするために、最後まで読んでみてください。

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COBOLエンジニアに需要がある4つの理由がわかる

COBOLエンジニアに需要がある4つの理由は下記の通り。

  1. COBOL技術者に需要があることがコロナで判明
  2. COBOLを扱える技術者が不足している
  3. COBOLから他言語へのマイグレーション(移行)が失敗しやすい
  4. 新技術に対応している

一つずつ解説しますね。

COBOL技術者に需要があることがコロナで判明

COBOL技術者に需要があることはコロナによって判明しました。

アメリカでたくさんのCOBOLエンジニアを確保することになったため。

2020年にアメリカでCOBOLで構築された失業給付金のシステムにて障害が発生しました。その際、障害対応のために、大量にCOBOLエンジニアを集めたそうです。

まだCOBOLで動いているシステムがあるため、COBOLエンジニアには需要があります。

COBOLに需要があるのは海外だけ?

COBOLの需要があるのは海外だけじゃないの?

と思われるかもしれませんが、日本にもCOBOLの需要があります。

日本の企業でもCOBOLを使い続けると宣言している企業があるから。

下記のように日経クロステックの記事に書かれています。

そもそもアクサ生命には、メインフレーム上で稼働するCOBOLプログラムが約3万5000本もある。総ステップ数は約3000万行。膨大なCOBOL資産について菊池氏は「他の言語への変更も考えたが、費用対効果が見合わなかった」と打ち明ける。COBOLシステムのまま使い続けるほうがメリットは大きいと判断したのだ。

日経クロステック|若手がCOBOL、中国大連の開発現場に潜入

他にも費用対効果を考えて難しいと判断した企業は一定数いるため、今後もCOBOLには需要があるでしょう。

COBOLを扱える技術者が不足している

COBOLを扱える技術者が不足しています。

なぜなら、COBOLエンジニアを確保するのが難しいから。

日経クロステックが行ったアンケートでは、下記のような回答がありました。

「定年によるCOBOLエンジニアの大量退職が数年のうちに見込まれている。だが、若い人にCOBOLエンジニアがいないので将来が不安だ。COBOLの統合開発環境の導入など開発環境の見直しを検討しているものの、それでCOBOLエンジニアが確保できるのかは不透明である」(40代、SE)

日経クロステック|エンジニアを確保できない

今後もCOBOLを使うシステムが残るのに、COBOLを使える技術者が減るため、まだまだ需要があります。

COBOLから他言語へのマイグレーション(移行)が失敗しやすい

COBOLから他言語へのマイグレーション(移行)が失敗しやすいです。

脱メインフレームを掲げている企業の70%が失敗に終わっているといるから。

失敗している理由は下記のとおり。

  • 長年COBOLで組まれたアプリが複雑化しているため
  • 過去の資料がなく現行システムの分析が難しい
  • マイグレーションするのに多くの費用がかかる

塩漬けされたCOBOLをマイグレーションするのは簡単にはできません。COBOLシステムをなくすのは難しいでしょう。

COBOLは新たな技術に対応している

新たな技術の発展に対応するための変更と更新が行われ続けています

COBOLは新しい技術と統合していくから。

メインフレーム以外でも下記のようにCOBOLを利用できます。

  • Visual Studio CodeやgitをもちいたCOBOLの入門トレーニングOpen Mainframe Project
  • メインフレームで使われているCOBOLをクラウド上で動かす

COBOLが新技術でも対応しているため、まだまだCOBOLを使う企業がいるでしょう。

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COBOLエンジニアを続けるのがやばい理由

COBOLに需要はありますが、下記のとおりCOBOLエンジニアを続けるやばい理由があります。

  • COBOLシステムがマイグレーションされていく
  • COBOLは訳ありのシステム
  • 現場の文化が古い
  • 新規開発の経験をつみにくい
  • 下流工程の経験ばかりつく
  • COBOLの技術者が不足している
  • COBOLプロジェクトに若手をアサインさせる企業がいる

COBOLがやばいと言われる理由を別記事の「COBOLがやばいと言われる7つの理由【やってもよいけど注意が必要】」にまとめているので、参考にどうぞ。

COBOLをやることに需要はあります。しかし、やばいポイントを知っておかないと「消耗」する可能性があがります。失敗を避けたい方はご覧ください。

今後もCOBOLエンジニアとして働くための5つの対策

今後もCOBOLエンジニアとして働くための5つの対策は下記の通り。

  1. マネジメントスキルを磨く
  2. 上流工程を担当する
  3. 運用や保守のスキルをつける
  4. 特定の業界や業務知識をつける
  5. JavaやPythonなどのプログラミング言語を学ぶ

ひとつずつ解説していきますね。

マネジメントスキルを磨く

マネジメントスキルを磨くのが重要です。

COBOLの技術以外にも人材育成やプロジェクトの進行管理ができる人は活躍の場が広がるため。

下記のようなマネジメントスキルがあるとよいです。

  • PMBOK(ピンブック)やIPAのプロジェクトマネージャー試験のマネジメントに関する知識
  • プロジェクト管理ツール(JIRAyaRedmineなど)を使ったタスク管理や問題の特定と解決
  • エクセルを使ってのリスクや課題、スケジュールの管理

開発の技術だけでなく、人やプロジェクトを管理するマネジメントスキルを磨くことで、COBOLエンジニアとしての市場価値を高めることができます。

上流工程に携わる

COBOLエンジニアとして仕事を継続するためには、上流工程(要件定義や設計)に携わるのがよいです。

上流工程を担当できると、システムの改善や問題解決にも直接貢献できるから。

下記のようなスキルがあるとよいです。

  • 業務フローの理解
  • 要件定義書の作成スキル
  • 設計書の作成・レビュースキル

上流工程を担当できるスキルを持つことで、COBOLエンジニアとしての役割を広げ、より多くのプロジェクトで働くことができます。

運用や保守のスキルをつける

COBOLエンジニアとして長く働くためには、システムの運用や保守のスキルが役立ちます。

システムの安定稼働には運用側の考慮が必要だから。

例えば、クライアントの悩みがシステムのパフォーマンスが悪いという場合、パフォーマンスを考慮した提案ができるようになります。

非機能要件も理解できていると、COBOLエンジニアとしてより活躍の場が広がります。

特定の業界や業務知識をつける

特定の業界や業務知識を深めることで、COBOLエンジニアとしての市場価値を上げることができます。

業界や業務の知識があると、提案や設計の説得力が増すから。

例えば、金融業界では法改正によるシステム改修が発生します。法改正のことを踏まえて対応内容を話と、クラアントに納得してもらえたり、メンバーにも説明しやすくなります。

特定の業界や業務に深い知識があると、COBOLエンジニアとしての競争力を高くなります

JavaやPythonなどのプログラミング言語を学ぶ

JavaやPythonなどのプログラミング言語を学ぶのがよいです。

COBOLのマイグレーション案件に参加できるため。

新しいスキルを得ることができますし、COBOLを続けられるのか心配という不安からも解放されますよ。

マイグレーション案件に参画するのってハードル高そう。。。

マイグレーション案件に参加はハードルが低いです。

あまりCOBOLの経験がある人が参画しないから。

私はCOBOLをマイグレーションしている案件に参画しています。COBOLの経験があるなら開発チームにどう?って誘われたことがあります。

作業の内容としてもCOBOLを読めればできるものが多いです。

そのため、COBOLエンジニアが参入すると歓迎されやすいです。

まとめ:COBOLエンジニアは今後も需要があるが対策しよう

COBOLエンジニアには今後も需要がありますが、対策をしておけばさらに大丈夫です。

今日からできることは、さっそく始めましょう。

行動しないと、COBOLエンジニアとして時代に取り残されてしまいますよ。

すぐにでも行動すれば、将来COBOLエンジニアとして仕事ができなくなる不安がなくなります。

下記の5つのアクションを取るのがおすすめ。

  1. マネジメントスキルを磨く
  2. 上流工程を担当する
  3. 運用や保守のスキルをつける
  4. 特定の業界や業務知識をつける
  5. JavaやPythonなどのプログラミング言語を学ぶ

COBOLエンジニアの需要をいかす参考になるかと。

COBOLしかできないエンジニアの将来に不安を感じる【対策あり】

それでも、COBOLしかできないエンジニアの自分に将来の不安を感じるな。どうすればよい。

COBOLしかできないエンジニアの将来に不安を感じるなら「対策」しておけばよいです。

リスクや課題を抑えられると不安が減るから。

仕事でプロジェクトを進める時にリスクや課題がでてきませんか?その都度、予防したり、対策したりして解消しているかと。

不安に感じていることを対策していけば不安が減っていきますよ。

COBOLエンジニアが将来を安心して過ごすための対策を別記事の「COBOLしかできないエンジニアのための戦略【将来性を上げる3つの対策あり】」にまとめているので、あわせて読んでみてください。

あとは行動あるのみ

あなたがCOBOLエンジニアの需要をいかす方法の参考になれば幸いです。

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